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​栽培方法

コスモファームの​お米づくり

​お米は1年に1度しか育てられませんが、私たちは美味しくて健康に良いものを作る為、1年を通してお米づくりを行っています。

​3月~4月

​これから稲が育つ田んぼの土の準備と苗づくりの準備を始めます。

 

ここがとても重要で、お米の品質や収量が大きく変わってきます。

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​春起こし・荒代掻き

​稲の根がのびのびと出来るように、一番下はゴロゴロと、真ん中はコロコロと一番上はトロトロという感じにイメージして行います。

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​種の土慣らし

一般的には農薬や湯で種子消毒する作業にあたります。ここでは、種に今から育つ土の菌などを教えてあげてます。自然栽培の土は、菌のバランスが取れているので、一つの菌に傾く事はなく、全滅するような病気になる事はありません。

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​浸種(しんしゅ)

もうすぐ発芽してねっと教えてあげる作業です。短くて10日長くて20日程の間、水に漬けてあげます。そうすると発芽が始まります。

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播種(はしゅ)

種まきです。種まきの機械を使い均一に種まきをしていきます。植える際の苗の本数が決まってくるので、慎重に確認しながら作業を行います。

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​出芽(しゅつが)

播種後に温度が下がらないようにシートを掛け保温してあげます。7~10日程で表面から芽が出てきます。赤ちゃんが生まれたような嬉しい気持ちになります。

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苗づくり

​田んぼに植えても元気に育つように、愛情を注ぎます。太く長く育つのに2~4週間かかります。生えた根がマット状になったら田植時期です。

​5月~6月

苗たちに田んぼに移住してもらいます。品種によって、田植え日が変わりますが​、田植えの時期を間違えると、実らなかったり、収量が激減したり、品質が落ちたりと、失敗することもあるので、天気と苗と相談しながら田植しています。

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​代掻き

田んぼの表面をキレイに仕上げて、田植えし易い様にします。

​表面だけがトロトロに、均平になるよう、気を張りながら作業します。雑草対策もここで行います。

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田植

​田んぼの状態を確認しながら、苗がおぼれたりしない様に、植える深さを確認しながら田植していきます。

​植える深さによっても、今後の成長具合が変わるので気が抜けません

​6月~8月

無農薬栽培で一番頑張る時期です。無肥料なので、自然の状態に近く、病気になる事はあまりありませんが、除草剤を使用しない為、

雑草は生えてくるので、除草作業に追われます。

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​チェーン除草

稲の回りに生えてくるコナギを抑えるために、鉄製のチェーン状の器具を使い、田んぼの土を撹拌します。田植してから5日毎に行い、合計4~5回行います。

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​中耕除草

​チェーン除草で抑えられなかった雑草に対して行うのと、田んぼの中に空気を送り込む為に行います。

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​畦草刈

​畦草にカメムシが寄り付くと、斑点米という品質低下になってしまうので、伸びきる前に刈っていきます。しかし、色々な生き物がいるので、根本から切るのではなく10センチくらい残して刈っています。

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​溝切り

​水管理をし易くする為に、溝切機という農機具を使用して、溝を切っていきます。

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​中干し

​地面内にある硫化水素などの根に悪い影響のある物を取り除く効果と、程よい中干しをすることによって、自然界に普遍的に存在するCdとAsの吸収量を減らす効果があります。

​9月~10月

稲刈後の作業は、とても重要です。お米の美味しさは、栽培で半分、稲刈り後の作業で残り半分が決まると言われています。

​それだけ重要な作業なので、気を引き締めて行っています。

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稲刈り

​稲の水分が20~25%になったら、稲刈機を使って収穫です。稲の水分が高いと乾燥に時間が掛かります。時間が掛かるという事は無駄にエネルギーを消費します。環境の為にも、水分が適正かしっかりと確認しています。

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乾燥

お米の水分を15%以下にします。遠赤外線の乾燥機等を使って、40度以下の低温でゆっくり乾燥していきます。高温での乾燥はお米の中の酵素を破壊し、死んだお米の様になってしまい、時間が経つにつれ美味しくなくなっていきます。

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籾摺り

​籾と玄米を分離させ、籾殻を取り除きます。籾を擦り合わせて分離させるので、玄米に傷がつかない様に確認しながら丁寧に行っています。

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石抜き

収穫時に、小さな小石が混ざるので、玄米に混入しない様に、機械を使い取り除きます。

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選別(1回目)

​玄米を選別機の網に通して、小粒の玄米や、ゴミを取り除きます。

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​色彩選別

​玄米の色で選別する機械を使い選別します。斑点米や石抜きで取り切れなかった小石、雑草の種などもこの機械で選別してくれます。斑点米は多いと全て取り除くことが出来ない事もあります。

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選別(2回目)

​コスモファームでは、選別を2回行います。選別を2回行う事で、より粒の揃いが良くなるためです。

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袋詰め

​厳選された玄米を保存用の紙袋に詰めていきます。お米は精米すると酸化が始まり美味しくなくなっていきますので、玄米のまま保存し、出荷時に精米をさせて頂いています。

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​保管

コスモファームでは、昔ながらの土壁作りの蔵の中で保管しています。温度変化が少なくお米を美味しく保管できます。

​10月~2月

稲刈り後は、来年の栽培に向けての土づくりで、主に、微生物の働きを良くする為のサポートです。

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​秋起こし

​稲刈り後、稲のカブやワラが、春までに半分ほど、微生物に分解される様に、土を起します。深く耕すと分解されず温室効果ガスであるメタンガスの放出原因になるので、8センチまでに浅く耕します。

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​育土

​田んぼを好気性菌が好む様にする為、水があまり溜まらないように、暗渠や明渠で水が抜けるようにします。

​肥料やミネラル資材などを入れる事はありません。

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堆肥作り

自然栽培の田んぼ・畑から出てくる副産物(籾殻・藁・糠・くず大豆)を集めて、中に空気が入りやすい様にしながら、積み上げていきます。​

コスモファームの​大豆つくり

​私たちは大豆を無農薬・無肥料で育てています。土の中に生きている微生物を増やし、根粒菌の力を最大限に発揮できる様にしています。

​5月~6月

​種まきに向けた畑つくりと種まきを行います。

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​耕耘

​種まきが行える様に、土を細かくします。また、雑草を抑える効果があります。

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​播種

​土寄せを行える様にする為、1メートル毎に筋蒔きをしていきます。

​種まき後に雨が降ると、芽が痛んでしまうので、天気予報をしっかりと見て種まきしています。

​6月~7月

​大豆が倒れにくくする為に土寄せを行います。

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​土寄せ

​大豆の株元に土を寄せる作業です。雑草を抑える効果もあります。

​この期間に2~3回行います。

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畦草刈

病気や害虫被害がある為、畦草を刈ります。しかし、色々な生き物がいるので、根本から切るのではなく10センチくらい残して刈っています。

​8月~10月

​昔は大豆を田んぼの回りに植えていたくらい、水を好む植物なので、しっかりと水やりをして、実を膨らませます。そして収穫。

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​水管理

​週に1~2回ほど、水をあげます。夏の高温にも負けない様にしっかりと様子を見てあげています。

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​刈り取り

鞘が乾き、少し開き始めてきたら刈り取りです。沢山取れているか楽しみです。

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​乾燥・選別

​刈り取り後は、乾燥機にて乾燥させます。(委託)乾燥が足りていないとカビなどの原因となります。乾燥後は、選別機にて選別します。

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